うつぶせの姿勢から、座位へ展開していくストレッチング種目のコンビネーションです。
1) おなかのストレッチング
うつぶせになって体を反らし、おなかの筋肉を伸ばします。骨盤の前のほうを床に押しつけるようなイメージで行うと伸びている感じがわかりやすいと思います。ただし、勢いをつけたり、あまりにも反らしすぎると腰の痛みにつながる場合があります。注意してください。
2) 肩の後ろ側、肩胛骨脇の筋肉のストレッチング
両手両膝をついた状態からおしりを後ろに引き、肩、肘を伸ばしていきます。おしりを後ろに引く度合いや、上半身の沈め方によって機器具合を調整することができます。
3) アキレス腱のストレッチング
アキレス腱~ふくらはぎ(最近は一般の人もよく知られるひらめ筋です)を伸ばします。片膝を立て、反対側の膝~足の甲を床につけ、姿勢を安定させます。その状態から立てた側の太ももに胸を押し当てるようにして足首の角度をより鋭角にしていきます。立てた側の足先が前に出すぎると足首の角度が鈍角になるので、効きが鈍くなります。強い弾みをつけると痛めることがあるので、じわりと行ってください。
4) 足の裏のストレッチング
両足をいわゆる「つま先立ち」の状態にして、拇指球~指先までだけを床に置きます。この状態でおしりをかかとに乗せ、体重をかけて足の裏の筋肉群を伸ばしていきます。私自身、MTBで山やスキー場に設けられたダウンヒルコースを下る際、足の裏の筋肉がとても疲れるので、この運動をよく行っています。
この動画は、2002年、松下電器産業株式会社様(当時)とICO / Fitness Club Onlineが共同制作したムービーです。Panasonic hi-hoでの公開停止に伴い、2005年にICOで引き取らせていただきました。
インストラクション:吉田美穂
監修:中原 雄一
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[…] 座った状態で行うストレッチングがアキレス腱やふくらはぎの深い部分の筋肉(ヒラメ筋)に伸ばす力がかかりやすいのに対し、このストレッチングではふくらはぎの膨らみに当たる部分 […]