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正木流併伝 鎖鎌術 其之二
正木流萬力鎖術とともに併伝されている鎖鎌術の特徴は、鎖よりも積極的に鎌を使って攻撃すること。鎌の両側に刃があり、また持ち手を守る金具もついています。正に戦うための武器と化しています。この鎖鎌は先意流薙刀術の一部だったと言われています。先... -
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正木流併伝 鎖鎌術 其之一
正木流萬力鎖術と合わせて伝承されている鎖鎌術。萬力鎖術の流祖である正木太郎太夫利充が先意流薙刀術の名手であったことから、併伝されるようになったと言われています。先意流に鎖鎌術が含まれていたことは確かですが、先意流の伝承が途絶えてしまった... -
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正木流萬力鎖術 其之三
今回は正木流萬力鎖術の「裏居合」をご紹介します。「裏居合」とは萬力鎖を相手に搦め、投げや固める技法。一方、前回ご紹介した「表居合」は萬力鎖を打ち振る技法が中心となります。現在伝えられている技法は300種類を超えています。 萬力鎖術の特徴の一... -
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正木流萬力鎖術 其之二
正木流萬力鎖術の最も基本となる動き「表居合」をご紹介します。大手門の門前を刀による血で汚さず乱心者を制圧するために創始された術ですが、その威力はかなり強力で、打たれる箇所によっては流血、死にも至ることは明らかです。一見、簡単そうに見える... -
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正木流萬力鎖術 其之一
今から260年程前、美濃大垣藩藩主が江戸城大手門の警備を命じられた。そして古籐田一刀流•先意薙刀術の名手であった藩士正木太郎太夫利充が、大手門の門前を刀による血で汚すことなく乱心者を制圧する術として創始した術が「正木流萬力鎖術」。今回は、正... -
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正木流萬力鎖術•鎖鎌術 予告編
1750年代に美濃大垣藩(現岐阜県大垣市)藩士、正木太郎太夫利充により創始された武術「正木流萬力鎖術」。両端に分銅のついた約70cmの鎖を使用し、打ち•搦み•投げを含む技法により構成された武術です。血を流さずに相手を制圧することを目的とした珍しい... -
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双水執流 腰之廻り 後編
双水執流の腰之廻り(居合)の後編です。創始以来230年以上後の明治21年に松井百太郎宗忠(まついひゃくたろうむねただ)によって福岡から東京に伝えられた双水執流。一時は剣道の段位が何段以上でないと教えてもらえないという時期もあったそうです。また... -
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双水執流 腰之廻り 中編
双水執流の流祖二神半之助正聴(ふたがみはんのすけまさあき)は、日本最古の柔術と言われる竹内流を学び、その後、諸国を武者修行で廻り、吉野山中に37日間籠もった末、川の流れが岩にあたり二つに分かれる様を見て、その奥義を悟ったと言われています。 ... -
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双水執流 腰之廻り 前編
双水執流では、いわゆる居合のことを腰之廻りと言います。居合と言えば、とても洗練された美しい動きを想像する人も多いと思いますが、この双水執流の居合は、雄々しい、荒々しいのが魅力です。その理由は主に甲冑の相手を想定しているからだと思います。... -
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天然理心流 実戦竹刀稽古 其二
天然理心流実戦竹刀稽古その2、実際の稽古の様子です。真剣であれば、一振りで勝負が決することもあると思いますが、稽古で使用するのは竹刀。しかも防具を着けているので、相手が「参った!」もしくは「逃げるまで」稽古は終了しません。体力的にもかな...