今回は1910年ごろまで活躍していた武蔵一族棟梁柴田龍之丞(専一)氏のお孫さんである柴田バネッサさんの特別インタビュー第一弾です。忍者は天下太平の江戸時代に活躍の場を失い、歴史から消えてしまったと言われていますが武蔵一族は江戸幕府に使えていたため、その流れで1910年ごろまで活躍していました。
忍者と言えば、手裏剣などの使い手・・・と想像しがちですが、忍者本来の役割は「情報収集」で、武術などを使って戦ったり暗殺を担う忍者は少なかったそうです。驚くべきは、そのネットワークの広さ。最後の忍者である柴田龍之丞(専一)氏の配下は2000人。そのうちの20人ほどが戦う人。その他の人達は歌や踊りなど得意な芸を活かしていろいろなところに出入りし、様々な情報を収集し、江戸幕府に伝えていたそうです。つまり街中が忍び(忍者)が溶け込み、江戸の平和を脅かすような情報に目を光らせていたわけです。忍びは、一般市民の間に溶け込んで活躍していた・・そう思うと、今でもいそうな気がします。