ペタンクの勝敗のカギは「戦略」と「技術」です。一度ペタンクを体験してみると「戦略」の奥深さに驚きます。そう、この「戦略」を状況に応じて考えることがペタンク最大の魅力かもしれません。対戦チームとの駆け引きの面白さは実際にゲームに参加すると体感できると思いますので、一度体験することをお勧めします。今回は、その「戦略」を実現させるための「技術」つまり「投げ方」の基本動作と投球方法をご紹介します。
手の平を水をすくうような形にしてボールをのせ、手の甲が上になるようにボールを巻き込むイメージでテイクバック。肩を中心に遠心力を使って目標(ビュット)に向かって投げます。足は平行もしくは利き手側の足を若干前に出して揃えます。投げる時は立ったままでも、しゃがんでも構いません。
投球方法は、サークル(投げる位置)から1~2m位の位置にボールを着地させ、転がして目標に近づける「ルーレット」という方法。サークルと目標の中間に着地させ、惰性で目標に近づける「ドゥミポルテ」という方法。ボールを高く投げ上げ、目標近くに着地させる「ポルテ」という方法があります。ボールをリリースする時の手首の微妙な使い方などで、ボールの軌道は様々に変化します。「練習すれば、簡単!」と思いがちですが、そう上手くはいきません。なぜなら、地面の状態が、砂があったり、凸凹があったり、砂利があったり・・・いつも違うから。ペタンクは「戦略」と「技術」、そして「運」も必要なんですね。
撮影余話
正直言って、ペタンクはシニアのスポーツと思っていましたが、それは間違いでした。撮影中、ルールを聞き、実際にゲームを体験すると本当に奥が深い。こんなにルールが簡単で楽しいのに、どうしてみんなやらないの?と思いました。撮影現場でペタンクの世界大会の様子をユーチューブで見せていただきましたが、世界大会(欧州では賞金付の大会が数多く開催されている)ともなると、正にスポーツ!凄い緊張感!その緊張感は、ゴルフと全く同じと言えます。
ペタンクは、スポーツとして真剣に楽しむのもよし!ゲームとしてみんなでワイワイ騒ぎながら楽しむのもよし!と言えます。今年の夏は、アウトドアでビール片手に楽しみましょう。初めての方でも気軽に体験できるチャンスがあります。ぜひ下記ホームページでチェックしてください。
公益社団法人日本ペタンク・ブール協会 http://fjpb.web.fc2.com/
Mon soleil(モンソレイユ) http://www.monsoleil.info/