元来「サバット」とは、路上の喧嘩から生まれた総合格闘技でした。現在、正式にはボックス・フランセーズ(フランス式ボクシング)といって、 古式サバットの一部に過ぎません。
ボックス・フランセーズは、安全性を考慮しながら、格闘スポーツとして広く普及させることを目的として、色々な変化を重ねて形成されてきたもの。近年においても、ルールや技術のマイナーチェインジが行われることがあるようですが、ほぼ完成されたとといってよさそうです。
他の打撃系格闘技との相違点としては、肘・膝による打撃が禁止されていること、背面への足による打撃が許されていること (但し、背骨への加撃は禁止、またボクシング同様、手による背面への加撃は禁止)、 膝正面など関節部への打撃が許されていること、などが挙げられますが、その最大の特徴は、やはり着靴が定められていること。
これは、靴による打撃の強化というメリットのほかに、 フットワークにおける有利さや、つま先・踵など靴の一部が相手に届けば、かなりのダメージが与えられるため、遠い(つまり安全な)間合いを 保つことができるという利点をもたらしています。
サバット基本PART2
サバットについて(窪田代表インタビュー)