今回は、カラリパヤットの代表的な鉄製の武器術「盾と剣」「ウルミ」をご紹介します。特に、鞭のような剣「ウルミ」はとてもユニークで、凄まじい殺傷力を持つ武器です。
「盾と剣」は、アジア武術では良く見かける武器の一つですが、カラリの「盾と剣」は、動きが激しいことが特徴と言えるのではないでしょうか。動きが制限されないように、盾の大きさは必要最小限。剣も接近戦に適した長さに創られているようです。
「ウルミ」は、武器術の最後に習得する最も危険で、最も難しい武器です。丸めると直径20センチほどのコンパクトサイズになります。そこからいきなり鞭のように長くなり広範囲の敵を攻撃できる恐ろしい剣です。今回の撮影では天井が低かったため「ウルミ」本来の迫力を伝えることはできませんでしたが、その殺傷力の凄さは想像できます。