クリケットの基本動作「打つ」編です。ご存知のようにクリケットのバットは少し見慣れない形をしています。ウィケットを守るために下から上にすくい上げるように打つのが基本。「バットの幅も広いし、簡単に打てそう・・・」に見えますが、意外に難しい。
ウィケットを守るだけではなく、得点しなければなりません。そのためにチャンスボールが来たら積極的に打ちにいきます。相手チームの守備が甘いところを狙って打ちます。(狙って打てるほど簡単ではありませんが・・・)360度どの方向に打っても良いので、野球では絶対にない様々なバッティングスタイルを見ることができます。
クリケットのフィールドはとても広く、9人で守らないといけないので、バッツマン(バッター)の特徴に合わせて投げ、そして守備をするそうです。つまり守る側としては、相当な戦略・戦術・技術そしてチームワークが求められ、バッツマンは、守備の裏をかく瞬時の判断能力と高度なバットコントロールが必要になります。
「クリケットは素朴なボールゲーム・・・」と思っている人も多いと思いますが、実は「フィールド上のチェス」と言われるくらい高度な戦略、戦術、技術、チームワークが求められるボールゲームなのです。
日本クリケット協会 http://www.cricket.or.jp/