江戸町方十手捕縄扱い様 其之一

今回は「江戸町方十手捕縄扱い様」を伝承する正木会師範の佐野森一さんにお話を伺いました。「江戸町方十手捕縄扱い様」は十手術と捕縄術から構成されています。十手術の特徴は「相手に止めを刺さない」こと。そして相手を縄で拘束する「捕縛術」の特徴は「結び目をつくらない」ことです。とても興味深いですね。しかし、実は今回「江戸町方十手捕縄扱い様」の「十手術」のみ取材が許可されました。残念に思っている方も多いと思いますが、捕縛術は秘伝でありました。

江戸時代当時、縄の「結び目」は「恥」の象徴であったため、万一誤認逮捕であった場合に備え「結び目」をつくらない方法で相手を拘束していたそうです。その術は現在においても秘伝であり公表していただくことはできませんでした。とても興味がありますが、取材が出来ませんでしたので予めご了承ください。

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