原因不明の高熱がRUMIさんの愛娘を襲ったのは一歳の時。運動神経系の脳にダメージを受け、生後2カ月位の状態に戻ってしまった我が子を前にして、彼女を駆り立てたのは医者からのアドバイスでした。「脳はシナプスをつなげようとするので、その手助けをすることができれば、かなり標準にまで戻る・・・」RUMIさんは、その言葉にすがるほかなく、その言葉を信じて走りはじめました。
愛娘の運動神経系の脳を回復させるために、自分ができることは何か?・・・行き着いた先がリトミックでした。ところが、どこにも受け入れてもらうことができませんでした。自分でやるしかない・・・愛娘は感受性が豊で心を読み取ろうとするため、親が楽しくなければ、娘も楽しんでくれない・・・。ハワイが大好きなRUMIさんは、ハワイアンミュージックには癒しの効果があることをわかっていたので、リトミックと合わせることで愛娘の回復ができたら・・・と思い、ハワイアンリトミックを始めました。
RUMIさんは、現在、自分の経験を生かし、ハワイアンリトミックを多くの人に知ってもらうため、NPO法人の設立準備中です。障害があっても、なくても、あらゆる子供が親と一緒に楽しめることをやっていきたいとのこと。今は、普通の乳幼児を対象とした教室を運営していますが、将来は専門医と連携し、障害をもったスペシャルキッズのためのプログラム化を目標にしています。
撮影余話
RUMIさんは、ベビーマッサージの教室も行っています。愛娘が生後2カ月位の状態に戻ってしまった時に、必死でベビーマッサージをおこない、数週間後、少し動けるようになった頃、ハワイアンリトミックを始めました。この経験から、RUMIさんはベビーマッサージの効果について確信をもっています。大変な経験をしているRUMIさんは、小さな赤ちゃんを抱えたママたちの強い味方になるはずです。