今回は、ライフル射撃の射撃姿勢「立射」をたっぷり見ていただきます。「立射」は射撃姿勢の中で最も姿勢を安定させることが難しいと言われています。ただ単に銃を構えていると思ったら大間違い。銃を安定させるために、頭・肘・腰の位置、足幅などに細心の注意を払っています。
何回もお伝えしますが、“望遠レンズを使わないで”、直径14.5cmの標的の中心を50m離れた場所から狙う競技です。数ミリの体のブレもゆるされません。本当に過酷な競技です。今回ご出演いただいた小林選手、小泉選手も「立射が一番苦手」とのこと。小泉選手の話では「緊張しているときは銃を支えるグローブが脈を拾って、なかなか狙いが定まらない」そうです。撮影中、小林選手と小泉選手がトリガー(引き金)の話をしているのを耳にしましたが、トリガーを触った瞬間に発射したり、触ってわずかに力を入れた瞬間に発射したり、本当に微妙な調整ができるようです。正に精密機械。その銃を使う選手も精密機械並みの正確さを求められていると言えます。
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