今回ご紹介するのは十手術の基本である「破邪顕正」(はじゃけんしょう)と「構えの形」、そして十手術の業を二つご紹介します。

「破邪顕正」は悪魔調伏の呪縛であり、捕方の身を護る護符の意味も含まれ、十手術の最初に必ず行うもの。元々は仏教用語であり十手術との関わりが気になりますが、十手術のルーツなどはよくわかっていないそうです。(沖縄武術で使用される釵とは、全く関係ないと言われています)

「構えの形」は六種類。正眼、上段、脇、下段、入身、賢手となります。

十手術の業では、「柄取り」「左入身」という業をご紹介します。「柄取り」では十手の特徴「鈎(カギ)」の使い方が最も良く現れていると思います。また「左入身」を見ると、思考されつくした「十手の長さ」を感じます。もっと時代劇の中でも十手術を披露していただきたいですね。

正木会