シンクロナイズドスケーティング PART-4

今回は演技と演技の切り替えの時に使う「トランジション」と「グループリフト」「ムーヴス・イン・ザ・フィールド」というエレメント(要素)をご紹介します。

「トランジション」は、演技の構成をアピールするために重要な役割があります。神宮シンクロナイズドスケーティングチームのトランジションは、見た目も美しいのですが、スライディングする時の音が、視覚だけでなく聴覚をも惹きつけるアクセントになっているように感じました。

エレメントの「グループリフト」は、ダイナミックさと安定性が求められます。今回ご紹介している映像でも美しいなあ・・と感じますが、パート2の演技の中で披露したリフトとは少し違います。ただ見ているだけでは気づかないのですが、パート2で披露したリフトの方が難度が高いのです。わかりますかね?ぜひ、良く見て比較してください。また、もうひとつご紹介するのは、同じくエレメントの「ムーヴス・イン・ザ・フィールド」。その中でも「スパイラル」という技です。皆が片脚を上げて優雅に滑る姿は、本当に美しい!この優雅さ、美しさはフィギュアスケートならではのものです。もっともっとライヴで見る機会が増えることを期待します!

撮影余話

シンクロナイズドスケーティングは、取材対象としてノーマークでした。正直「そんな競技あるの?!」という感じでした。取材前にYouTubeなどでチェックしても、あまり良い映像がなく不安でした。もっとシビアに言うと、一人の演技ミスが非常に目立ってしまいます。しかもスピードが早いので崩れた体勢を整えるまで時間が長く感じ、残念な映像が多かった。「こ、これがシンクロナイズドスケーティングかぁ・・。16人もの人数で滑ればノーミスは至難の業。シンクロナイズドスケーティングの撮影は苦戦するだろうな・・。」というのが本心でした。

しかし、実際に見てみると、とにかくスピードと迫力があり、そして美しい!スピードが速いので撮影には、かなり苦労しましたが、生で見るとミスよりも、そのスピード、迫力、美しさに目が奪われます。近々、オリンピック競技になる可能性が高いと言われるのも納得。フィギュアスケート人気で、ジュニアの選手が増えていると聞きます。もしかしたら、日本はシンクロナイズドスケーティング強豪国になる日が近いかもしれません。

神宮シンクロナイズドスケーティングチーム http://www.geocities.jp/icemessengers/

明治神宮外苑アイススケート場 http://www.meijijingugaien.jp/sports/ice-skating/

アスリートエール http://www.athleteyell.jp/

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